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2004年03月10日

環境局質疑

森本議員
 環境といえば、オゾン層の破壊など地球規模の問題から、身近な自然やごみの問題まで、市民の関心と意識は大変高まっています。
  ようやく当局は「新・環境基本計画」・「一般廃棄物処理基本計画」のなかで、「焼却・埋立」から3R(リデュース・リユース・リサイクル)を中心とする「減量・資源化」を掲げるようになりました。
  まずはじめに、今回の予算の目玉である四分別収集についてお伺いします。
  「資源ゴミ」、「粗大ゴミ」、「不燃ゴミ」、「可燃ゴミ」で四分別収集を行うことになっています。
  平成13年から試行的に始まった東灘・灘区での「缶・ビン・ペットボトル」の資源の分別、長田区を皮切りにはじめた「粗大ゴミ」分別を全区に広げることが中心になっています。しかし、本当に4分別が徹底できるのかというと疑問です。
  たとえば、資源ごみの回収を最初に始めた東灘区では、約2年半が経過していますが、最近、環境局東灘事業所からこういうチラシがまかれています。『「荒ごみの日」に缶・ビン・ペットボトルが出されることがあります。この場合はすべて「ごみ」として処分されます。そこで荒ごみの日に出された缶・ビン・ペットボトルをリサイクルを徹底するために取り残しますのでご了承ください』というチラシです。ビンの回収も遅れていることが書かれています。また、神戸市はこの間、保存版として、各区版の「ごみと資源の持ち出しルール」を配っていますが、これだけで、「減量・資源化」の全市的な4分別収集ができるのでしょうか。
  午前中の審査で、ISO取得のため、4000人の全職員に徹底するために非常に苦労したと言われました。一方で150万市民、3万カ所のクリーンステーションの分別の徹底では、わずか2000回の地元説明会といわれました。ISOを取得するための意気込みを地元にも同じようにすれば分別は徹底できると思います。市民への説明、丁目ごとにきめ細かい説明会をおこなうべきですがいかがでしょうか。

小児ぜん息等調査事業は廃止でなく拡充を

 次に、小児ぜん息等調査事業についてお伺いします。この事業は、旧公害指定地域における小児ぜん息の医療費負担の軽減をおこなうものですが、予算案では、事業そのものを平成16年12月末で廃止するとのことです。
  小児ぜん息の子どもや家族には大変喜ばれていた制度でしたが、今年度から一部負担を導入し、新年度予算は廃止と大きく後退するものです。
  神戸市が発表している小児ぜん息等調査事業の受給者数の推移をみますと、制度が始まった平成2年の255人から平成15年12月段階では849人と3.3倍も受給者数が増加しています。今回、小児ぜんそくそのものが増えているのに、その制度をなくそうという、これは許せません。
  昨年12月の文部科学省の発表では、「小・中学生のぜんそくは過去最悪になっており、この10年間で2.5倍にも増えているということで、大気汚染や食生活の影響などについて実態調査をおこなう」と、国は予算を計上しています。
  このように国が原因を詳しく探ろうというときに、神戸市が事業を廃止してしまうのは問題です。事業の存続を求めますがいかがでしょうか。また、ぜんそく児童数は全市的に広がっており、旧公害指定地域だけでなく、全市的に調査事業・支援を続けるべきだと考えますがいかがでしょうか。

高速道路の騒音対策を進めよ

 次に阪神高速の騒音についてお伺いします。HAT神戸脇浜住宅の騒音について、この間わが会派は一貫して対策を求めてきました。当局は、「阪神道路公団に直接申し入れる」と答えられました。その後、公団に対して申し入れを行ったのかお伺いします。
  また、私の住んでいる長田の新長田再開発、アスタ1番館、2番館の住宅も、すぐ前が高速道路で、大変うるさいと苦情を聞いています。このアスタでも騒音の測定をしていただき、具体的な対策をとっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

 次に神戸市環境影響評価審査会についてお伺いします。
  兵庫県の審査会は一般公開されているようですが、神戸市の環境影響評価審査会は非公開になっているとのことです。審査会などは情報公開が流れとなっているいま、この神戸市環境影響評価審査会も公開すべきだと思いますがいかがでしょうか。

 最後に、事業系ごみの資源化についてお伺いします。
  長田の再開発地域にあるアスタ第一地区の久二塚商業共同組合・大正筋商店街では、「福祉と環境のまちづくり」をテーマにダンボール、古紙の共同回収を行っています。新聞でもこのとりくみが大きく紹介されました。
  商店街の事業系ゴミからダンボールを分別するだけで、月に15トン〜18トンのダンボールが資源化されれば、樹齢10年の木を400本分自然保護できる。また、商店街の販売促進費も入るというとりくみです。ごみの減量・資源化とともに地域の活性化も図れる。こういうとりくみを広げていくべきだと考えますがいかがでしょうか。

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