提案説明
「憲法改悪と有事関連法案に反対する意見書」について
大かわら議員 私は、ただいま議題となりました議員提出第22号議案「憲法改悪と有事関連法案に反対する意見書」について、提案議員を代表して提案説明を行います。
日本国憲法は、わが国が起こした侵略戦争が、2000万人のアジアの人々、そして320万人もの日本国民の尊い命を犠牲にし、人々の幸せなくらしと国々の文化を破壊したことへの深い深い反省が原点となっています。憲法では、主権在民、恒久平和、基本的人権、ならびに国権の最高機関としての国会の地位や地方自治など、民主政治の柱となる平和的、民主的な条項が定められており、中でも第9条は、日本国民が世界に誇る「平和の宝」です。ところが、日本政府はこの憲法を蹂躙しイラクへの自衛隊派兵を強行しました。
イラク戦争は、アメリカ、イギリスによって大量破壊兵器の廃棄という名目ではじめられましたが、結局大量破壊兵器も見つからず、それどころか大量破壊兵器保有の情報さえも偽りであったとの報告がされています。このイラク戦争が多くの尊い命を犠牲にし、何の大義も正義も無い戦争であったことが明らかになりました。
イラク戦争開始から1年が過ぎましたが、アメリカ軍の占領下、テロは未だになくならず、泥沼化しています。暴力は暴力の連鎖を呼び、何の解決にもならないことを証明しました。
イラク侵略戦争から1周年の3月20日には、イラク戦争反対、占領の早期終了を訴える集会やデモが行われました。イタリアで200万人、スペインではバルセロナで20万人、マドリ−ドで6万人、イギリスでは悪天候の中でも10万人、アメリカでは、全米300ヶ所で数十万人が参加し、日本でも、全都道府県数100ヶ所で数十万人が平和への声をあげました。東京の芝公園で行われた集会では、女子高校生が「殺されるのも殺すのも嫌です。」「イラクの子どもたちのことを考えるとたまりません。」と述べています。ここに「戦争はいけない」という考えを、世界の人々と、響きあうかたちで提起する真剣な姿があると思います。
しかし世界の平和への願いの広がりにもかかわらず、日本では、それに逆行する動きが強められています。
小泉内閣は、3月9日有事関連7法案と3条約案を国会に提出しました。これらはいずれも、日本がアメリカ軍への支援の具体化を目的とした非常に危険な内容です。さらに、小泉首相は、2005年までに憲法「改正」案をまとめるように指示。また今年の通常国会では、与野党300人が参加する憲法調査推進議員連盟が、改憲のために必要な「国民投票」法案の提出も企てています。これらの動きの一番大きなねらいは、憲法第9条の改悪です。これらによって、アメリカの起こす戦争に、歯止めなく日本が自衛隊を派兵し、国民すべてを戦争に巻き込むことになります。
今、日本がなすべきことは、戦後50年以上にわたって、平和を守る礎となってきた憲法を国民の生活とくらしに生かし、平和の理念をもとに世界にはたらきかけ、平和な世界実現に貢献することです。
子どもたちに平和な未来を保証し、「あなたの命ほど大切なものは無いんだ」ということを呼びかけていくため、29年間非核神戸方式を守り、平和を発信しつづけてきたこの神戸から、憲法改悪と有事関連法案に反対する意見書を国に上げ、平和を力強く訴えていただきたいと思います。
以上議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして、提案説明といたします。
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