日本共産党神戸市議団のホームページ メニューをジャンプして本文へ
サイト内検索  
ニュース 政策・見解 議会での発言 資料集 発刊物 スケジュール ホーム

2004年12月03日

子どもたちの教育を受ける権利を守れ

教育委員会審査での大かわら議員の質疑 12月3日

・少人数学級について
・「特別支援教育」について
・校舎老朽施設について
・プレハブ校舎問題について

 先日、三位一体改革の全体像で焦点となっていた義務教育費の国庫負担金を2年間で八千五百億円を削減する方向が明らかにされました。
 これは、憲法が保障する国民がひとしく教育を受ける権利を財政面から危うくするものです。削減が強行されれば、地方の財政力によって義務教育の水準に地域格差が生まれます。自治体と住民に犠牲を負わせる国庫負担金削減は許せるものではありません。教育長には、神戸の子どもたちの教育を受ける権利を、何としても守るという立場で頑張っていただきたいと強く要望し、以下数点おうかがいいたします。

三十人学級の実現を

 はじめに小人数学級についてお伺いいたします。子どもたちが置かれている現在の状況は複雑化し、問題も多様化しています。ある調査では、これまで子どもには少ないといわれていた抑うつ症状が小学生で八%、中学生で二三%みられたとの結果が出ています。神戸市でも、いじめや不登校などに対していろいろな取り組みをされていますが、いじめは平成十四年度小学校で七十九件から百二十五件、中学校で三百三十五件から三百六十八件、不登校は小学校では二百三十人から二百十四人にわずかに減っていますが、中学校では千二百九十五人から千三百二十三人と増加しており、事態は深刻化しています。このような状況をみても、子どもたち一人一人にきめこまかく対応できる教育が求められており、三十人学級の実現は不可欠の課題です。少人数学級の有効性は広く認められており、全国的な運動とともに広がり、法改正を契機に四十二道府県で実施され、来年には新たに二つの県が始められるということです。
 神戸市でも今回、対象校四十九校のうち、四十三校、実に九〇%の学校が三十五人学級を実施されました。現場の先生方は、ほとんどの方が「やって良かった」との感想を出されると同時に、継続、拡大を望まれています。 保護者からも「二年生でも続けてほしい。このまま二年生で元に戻ればどうなるのか不安」との声が多数出されています。
 子どもたちの姿にも、三十五人学級を行ったことで、学習効果が上がった、一人一人の出番が増えた、落ち着きが見られる、友だちと仲良くなるなどの報告があります。本会議での教育長のご答弁は、いまの枠の中では難しいとのことでしたが、これは子どもたちの未来のかかった問題です。財政が苦しいからという理由ですませられるものではありません。みんながのぞみ、子どもたちに好ましい変化が生まれる三十五人学級を三十人学級をめす一歩として神戸市独自でも継続、拡大していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

障害児教育の推進を

 十二月一日、中教審は障害児教育の見直しに関する中間報告を出しましたが、その内容として障害児学級の廃止につながりかねないものが盛り込まれています。神戸市でもこの方向にそって進められており、障害児を持つ保護者や関係団体、現場の先生方からも不安の声が上がっています。
 障害児学級ではきめ細かい指導が行われていますが、学級が廃止され、先生の数が減らされれば水準が大きく後退することになります。平成十四年から十五年まで行われた神戸市特別支援教育推進検討委員会の中で、委員からも人員、予算の裏づけなしでは行えないとの声が出されています。特別なニーズのある子どもたちの発達を保障していくためには、予算の増額、人員の配置が必要と思いますが、いかがでしょうか。

防火とびら改修を急いで

 次に施設改修に関してうかがいます。
 老朽化した校舎の改修は急務となっていますが、古い校舎では、万が一の時に子ども達の命にかかわる防火扉が作動しないという実態をお聞きしました。東灘区のある小学校では防火扉が勝手に閉まってしまい危険であるため、日常的にはやむおえず固定されています。その校舎ではまともに作動する防火扉はほとんどないという状況だそうです。また、兵庫区の和田岬小学校では、校舎に消火栓さえありません。
 いずれも学校側からは改善を求めて度々要望を出されているとのことですが、未だに改善されていません。四月に行われたアンケ−ト調査では八十五校、四百八十七ヶ所の防火扉が正常に作動しないとの結果をお聞きしました。なぜいままで放置されてきたのかおうかがいいたします。
 次に、子ども達が日常使っているトイレについてですが、いまでも男女別になっていないところが百五十八ヶ所あるとお聞きしました。また男女別になっているとされている所でも実際にはうすいパーテーションで区切ってあるだけの所が多く見られます。
 ある小学校のトイレのパーテーションは高さがあまりないため上からのぞくことも可能です。また、一部がすりガラスのようになっているので、姿が透けて見えてしまいます。これでは男女別にしたとは言えません。汚い、臭いなどの問題もまだまだ残されています。これらについても改善を望むたくさんの声が上がっていますが、いつ頃解消するのでしょうか。
 またエレベーター設置の問題も強い要望があります。現在車椅子を利用している児童生徒がいる小中学校でもエレベーターが設置されていない学校は三十八校残されています。西区のある小学校の校区はお年よりや障害者の方が多い地域であるためバリアフリー化に力をいれておられます。しかし、小学校にエレベーターがないため、学校公開デーなどでは、障害をもった保護者の方や地域の方は参加できないとのことです。この学校には、来年小児麻痺で車椅子を使用した新一年生が入学予定になっています。エレベーター設置に積極的に取り組んでいただきたいと思いますがいかがでしょうか。

プレハブ校舎の解消を

 最後にプレハブ校舎についておうかがいします。神戸市は、児童数が小学校、中学校の受け入れ定員を大幅に上回った地域で、プレハブ校舎を作り対応されています。現在、北区で小学校二校、中学校一校、東灘区で小学校一校、灘区で小学校一校、西区で小学校四校、中学校一校にプレハブ校舎が建設されています。子どもが増え、プレハブ校舎が建った事で運動場は狭くなっています。地域によっては今後も人口増加が予測されているところがありますが、そこについては、すべてプレハブ校舎で対応されるのでしょうか。神戸市としてこの状況をどのように解消されるのかおうかがいいたします。

戻る このページの上へ
コンテンツの無断使用はご遠慮ください
Copyright (C) 2001-2007 JCP Kobe City Assembly members.All rights reserved