「神戸市民の意見提出手続に関する条例」 多くの市民意見が取り入れられていない
市民参画推進局での森本真議員の質問 12月7日
・パブリックコメントについて ・住民基本台帳ネットワークについて ・市ホームページの充実について 市民の声が生かせる制度に まず、「神戸市民の意見提出手続に関する条例」いわゆるパブリックコメント条例について数点お聞きします。 今年度の予算市会でパブリックコメント条例が制定され、十月一日から施行されています。十二月号の広報こうべでは、「みなと神戸ーいきいきプラン案」「神戸次世代育成支援対策推進行動計画案」「神戸市屋外物条例の改正にむけて」など六つの市民意見の募集を一ページ全体を使って掲載しています。 しかし、これまで条例に準じて試行的に行われてきた三つの市民意見の募集に対して、市民からの意見は、「新中央市民病院基本構想案」が最高で、二百五十九人、「神戸市交通事業の経営改革プラン案」は七十二人、「神戸文化憲章案」はたった二人です。余りにも少なすぎます。 パブリックコメント条例の第一条では、「政策案等を形成する過程において、市民への説明を行うとともに、その過程の公正の確保及び透明性の向上を図り、もって市民の知恵をまちづくりに活かす」ことを目的とすることとなっています。 多くの市民の意見、知恵を取り入れるために、工夫をする必要があると思います。 そこで質問の第一点目ですが、 条例の第五条「意見提出の期間及び方法」では、「公表を開始した日から二十日以上の期間を定めて、市民から政策案等についての意見の提出を受けなければならない」となっていますが、これでは短すぎます。 「一か月=三〇日以上の意見期間を設けること」が必要ではないでしょうか。ご見解を伺います。 第二点目に、「パブリックコメントを行っていることを多くの市民のみなさんに知ってもらう」ために、事前に周知期間を設けてはいかがでしょうか。 また、資料提供の方法として、その施策に関係するところに資料の提供を行うこと、例えば、病院の関係であれば、市民病院の患者さんや家族、医師会などの医療関係者に、「次世代育成」であれば、保育所、幼稚園、小中高の各学校など、それらにかかわるすべての場所に資料を配付すべきと思いますが、いかがでしょうか。 第三点目に、市民のみなさんから、「パブリックコメントってなに?」「どこでやってるの?」との声をききます。こうした市民の声にこたえるために、ホームページでも「意見募集」のバナーを神戸市のトップページと、各局のトップページのよく目立つところに配置すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 第四点目に、条例第六条「意見の考慮」として「実施機関は、意見を考慮して、政策案等の決定を行うものとする」となっています。 この間、条例施行に準じて行われた「新中央市民病院基本構想案」のパブリックコメントでは、二百五十九人から六百七十三件の意見が寄せられました。 出された意見は、「神戸市の財政が苦しいときにムダに税金を使うことはない」31件、「患者の利便性について(移転すると)不便になる」二十七件、「病床数を減らさないでほしい」二十件、と病院の移転に反対や疑問の意見が多くだされました。 しかし、今回基本構想に反映されたのは「セカンドオピニオンの充実」など数件しかない少数の意見でした。 パブリックコメントで寄せられた数多くの市民の意見を取り入れず、たった一件の少ない意見を取り入れ、すべての市民の意見を聞いたと当局は言っています。 「意見の考慮」というならば、計画の根幹に関わる、数多い市民の意見も取り入れることではないでしょうか。ご見解をお伺いします。
住基ネットの接続をやめよ 次に住民基本台帳ネットワークシステム、いわゆる住基ネットについてお伺いします。 住基ネットは、初期投資に一億七千万円、ランニングコストに毎年一億三千万円かけて稼働中ですが、全国的に不評で、神戸市民のカード発行数は十月末現在で五千六百四十枚。そのうち、カードを利用して他都市で住民票の交付をうけた件数はわずか千三百八件しかありません。あまりに少なすぎます。 長野県の侵入実験では侵入の恐れがあることがわかり、神戸市でもカードの不備もありました。最近では横浜市では接続ができなかったり、東京の目黒区では、区長の諮問機関が「住基ネットから個人離脱をみとめるべきだ」と、二度目の答申を出しました。 個人情報の漏えいなど、安全性に不安が募るため、住基ネットの接続をやめている自治体もあります。 神戸市として、住基ネットの接続をやめるべきだと考えますが、ご見解をお伺いします。
ホームページの充実を 市民は「困ったとき、どうしたらいいのか」そういう時に、神戸市のホームページにアクセスします。市民参画局が作るトップページを、もっと知りたいことがすぐわかる、見やすいホームページにする必要があります。 たとえば、「観光」で、アクセスしたら「神戸」にいきたいと思うような工夫、中小業者のみなさんが何かよい制度はないかと思ったら、ちゃんと制度の説明がでてくる。子どもたちが自分たちの周りのことを調べたいと思ったら、楽しく学習ができる。高齢者や障害者も簡単に使えるように文字の拡大や音声対応をつける、外国人でも簡単に使える多言語対応、そんなホームページにすることを提案しますがいかがですか。ご見解をお伺いします。 |