日本共産党神戸市議団のホームページ メニューをジャンプして本文へ
サイト内検索  
ニュース 政策・見解 議会での発言 資料集 発刊物 スケジュール ホーム

2005年07月05日

保育所民営化反対の請願を採択せよ

金沢議員が本会議で請願討論

私は、委員長報告に反対して請願第97号から、請願第102号までの6件の請願の賛成討論を行います。
 まず請願第99号から請願第102号までの4件の請願は、神戸空港の建設中止等を求める請願です。
 神戸空港の開港を間近に控えても、この空港は、財政の問題、土地売却の問題、海の環境汚染の問題など、解決をみない問題を多く抱えています。それと同時に、開港が近づけば近づくほど、鮮明になってきた問題もあります。この度、ANAが路線と飛行機の機種を発表しました。しかし、この発表によって、スタート時点からジャンボや大型の飛行機は飛ばず、小型の飛行機しか飛ばないことが、明らかになりました。このままでは、神戸市が開港年度予想している需要予測319万人にとうてい届かない乗客数しか、神戸空港を利用しないことになります。
 また、空域の問題も、神戸空港と関西空港の離発着が、水平分離や高度分離ができず、そのつどレーダー誘導で指示されることが明らかになりました。また東行きの飛行機が離陸する際、当初の計画よりも西の播磨灘まで行くことになり、東行きの飛行時間が長くなる可能性もあります。神戸空港を離発着する飛行機が、安全に航行できるのか、不安はますますつのります。
 このように、多くの問題を抱えている神戸空港の建設は、今からでも中止すべきです。
次に請願第98号は、公立保育所の民間移管の白紙撤回を求めるものです。
 4月に民間移管を発表された3カ所の公立保育所では、何度も説明会が開かれ、神戸市の突然の発表、強引な進め方などに不信感がつのっています。委員会審査を通じて、いくつかの問題点が浮き彫りになりました。
 まず、1点目は、神戸市の市民の意見を聞き入れない強引、かつ傲慢な進め方です。
 最初に行われた説明会から、担当者は、「みなさんの意見を聞いた上で進める」と言い続けてきました。そして、10万人近い署名が付された陳情や、この請願が出されているのです。保護者のみなさんとの合意は、まだとれていません。局長自身「理解を得たというふうになっていない」と発言をしているにもかかわらず、「3カ所同時に、7月に法人公募を行う」と発言しました。これは、保護者のみなさんとの約束違反であります。この暴挙は、保護者との間に、今後埋めることのできない亀裂を生じることになるでしょう。今、神戸市は、立ち止まって、保護者・地域の声に真摯に耳を傾けるべきです。
 2点目の問題点は、この公立保育所の民間移管は、公的役割の後退を招くということです。委員会審査のなかで、部長は「最終的な責任は、公立は神戸市の責任、民間には監督責任が最終的にある」と発言しました。この発言は明らかに、民間移管すれば、責任が間接的になるということです。万が一事故が起こったとき、その事故の責任は、一義的には法人が負うことになります。これは、あきらかに公的責任の後退です。
 3点目は、今回の民間移管が、この3カ所にとどまらない、公立保育所の大幅な削減の第一歩となり、保育の市場化につながるということです。
 公立保育所は、今まで、神戸市の保育の水準となってきました。預けている親も、標準的な保育に安心感をもって、子どもたちを通わせているのです。その、公立保育所が減らされることは、神戸市の保育の水準を引き下げることにつながります。また、公立保育所の民間移管がおこなわれた他都市では、次のステップとして、民間保育所への補助金削減を行い、保育を市場化に委ねています。神戸市もこの道をたどるのは、目に見えています。

 4点目は、財政の問題です。今回、神戸市は、この3カ所の民間移管によって、1億5千万円の削減ができるとしています。しかし、説明会の席上でも、子どもたちのための予算を削るより、もっとほかに削れるお金があるだろうという声が多数有りました。神戸空港を始め、神戸市はお金がないといいながら、無駄遣いをどれほどしているかは申し上げるまでもありません。そのことは、いまや、市民の共通の認識になっています。 
 また、今回、保育所運営費の超過負担が大きいということも民間移管の理由になっていますが、この度、国が超過負担を認め、交付税措置をすることも決まっています。この国の措置を神戸市の予算編成にいかすべきです。局長は「神戸市に来る交付税の総額は今までと変わらない。きたお金をどう使うかというのは、地方の自由だ」と言われましたが、それなら、民営化をやめ子どものための予算を増やすことは、市長の政治判断で出来ることです。少なくとも「超過負担が多すぎる」という民間移管の理由は、もはやなりたたないのは明白です。
5点目は、委員会審査の中で、局長から、子どもたちの受ける傷について、一言の発言もなかった問題です。今でもすでに、こどもたちには様々な影響がでているのです。そのことを痛みに思わないのでしょうか?子どもの目線にたつなら、このような強引なやり方ができるはずはありません。血の通わない冷たい行政のやり方に、保護者のみなさんは怒り心頭です。
最後に、行政の公平性・中立性の問題です。6月22日に局長は、本山北保育所の保護者の方から、要望書を直接受け取り、話をされたそうです。しかし、この間10万近い署名をした方々と局長は一度でも会われたでしょうか?説明会でも局長と会って話をしたいという声が多くあがっていました。民間移管に賛成する人とは会って話をするが、反対する人とは会わないというのは、公平性の観点から見て大きな問題です。
 6点にわたって公立保育所の民間移管の問題点を指摘しましたが、将来の神戸を担う子どもたちにとって「最善の利益」が保証されることを心から願います。
 以上請願6件の賛成討論といたします。議員の皆様のご賛同をお願いいたします。

戻る このページの上へ
コンテンツの無断使用はご遠慮ください
Copyright (C) 2001-2008 JCP Kobe City Assembly members.All rights reserved