金沢議員の「郵政民営化に関する意見書」提案説明
「郵便局機能の維持とサービス維持を求める意見書提出の件」について
私は,日本共産党議員団を代表して,議員提出第64号議案について提案説明を行います。 郵政公社は,2007年10月の民営化を控え,全国 4,696局の集配郵便局のうち 1,088局を区分や集配作業を行う統括センターに, 2,560局を郵便物の配達などを行う配達センターに,その他の 1,048局については,近隣の統括センター及び配達センターに集約,無集配化し,窓口業務のみを行わせるとしています。また,郵便貯金,簡易生命保険の外務営業拠点についても,集配拠点の再編にあわせ,原則統括センター及び配達センターと同一の郵便局に集約するとの再編計画を発表し,実施し始めています。 この計画によると,神戸市においても,六甲山,有馬,神出の3カ所の郵便局で集配業務が廃止されることとなり,いずれの地域でも,集配業務がなくなると支障が出ると答えた人が85%以上に上っています。 例えば有馬では,集配は4キロ以上離れた有野郵便局から行うこととなります。地域住民からは,当日の再配達ができないのではないか,日曜・祝日の窓口が閉まる,今まですぐに家まで来てくれたが,これからはどうなるのかという不安の声が高まっています。有馬温泉観光協会は,観光客にとっては,その日の有馬局の消印が値打ちと,集配存続を訴えています。また,有馬で独自に行われている旅館・ホテルへの集荷などが,今後続けられるかわからないと,局長自身が不安の声を上げています。 六甲山では,ケーブルを乗り継いで 1,540円かけて郵便物を取りに行かなければならないという住民の声が寄せられています。また,郵便局員さんも,冬場は凍結するため,灘の郵便局から六甲山まで集配に上がれないと言われています。 神出でも,車がなければ生活できないところで,無集配局になれば不便になるなど,高齢化の進む地域で集配がなくなることへの不安の声が後を絶ちません。また,今まで地域の郵便局の集配職員がお年寄りの見守り,声かけなど,地域のネットワークに貢献する役割を担っていたのですが,こういう身近なサービスがなくなる可能性もあり,住民サービスの低下は避けられない事態です。 今,各地の議会や自治体から,郵便局の再編計画の見直しを求める意見が多数寄せられています。実際に自治体首長の反対の声が上がったところでは,郵便局の再編をおくらせたりしています。 神戸市会としても,地域住民へのサービス低下につながる郵便局の集配業務の廃止・再編計画を行わないよう国に意見書を提出すべきと考えます。 以上,私の提案説明といたします。 |