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2006年12月11日

本岡議員の市民参画推進局審査質疑

本岡せつ子議員 私たち日本共産党議員団は、本会議と環境局審査で日本テルペン悪臭問題について取り上げてまいりました。市民参画局では、この問題に関連して、「市長への手紙」について伺いたいと思います。
 始めに、テルペン悪臭問題の経過を簡単に説明いたします。今年1月、移転により閉鎖された日本テルペン(株)の跡地土壌から大量の有害化学物質が検出され問題になりました。この汚染土地を丸紅が買い取りマンションを建設するために解体工事がはじまって以来、隣接の筒井住宅、ルネシティなどの住宅に猛烈な悪臭が漂い、現在に至っても、住民に健康被害が続いているという問題です。被害が相次いでいる筒井住宅のお母さんから、議員団にご相談がありました。悪臭で体調を崩した小学3年生のお嬢さんが「市長への手紙」を何度も出したのに返事がない、ついに入院したというのです。よくお聞きしますと、この少女は「市長への手紙」を5通も出されているんです。これまで本会議などでも紹介いたしましたが、改めて一部を読み上げさせていただきます。
1通目11月2日  2通目11月8日  3通目11月18日  4通目11月23日  5通目11月24日
 市民参画局に「市長への手紙」は市の公聴事業で、一般の親展の手紙ではない、と当局からご説明いただきました。市民から「市長への手紙」が届くと、市民参画局が開封し、内容に沿って担当部局に届けられ、そこから回答するということです。
紹介した5通の少女からの手紙も、同様に扱われたのでしょうか。始めに手紙を読む市民参画局が、この手紙を読んで「子どもから、助けてくれという手紙がきている。緊急事態だ」と判断して、どんな事態になっているのか把握するためにすぐに訪問をしていたなら、また、市民参画局が関係部局に呼びかけてすぐに対策を講じていたなら、繰り返し手紙を送ることはなかったはずです。少女は手紙を書けばすぐに返事が返ってくるものと思っていたのですから。
11月28日付で少女のもとに「神戸市長からの手紙」が届きました。始めの手紙から約4週間たってからです。そして、内容は「神戸市と企業が検査したところ、健康への影響はない。(少女の様子も見ることなく少女の)からだの調子が悪くなったのは原因がわかりません」などとしています。入院にまで至った少女の様子を見ることもなく、においがあなたの体調不良の原因ではありませんとして、会社も神戸市も悪臭による影響ではないとお墨付きを与えました。これでは、少女も、家族も、悪臭被害に苦しんでいる周辺住民にも、より不信感を募らせるだけではありませんか。
そこで局長にお聞きしますが、少女が「助けてください」と手紙で訴えていることに、市民参画局は緊急な措置をとりませんでした。このことに率直に、まず謝るべきではありませんか、伺います。
また、このようなケースの場合、少女の訴えに対して速やかに市民参画局として初期段階での状況把握を行い、その後の対応を各部局と検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
市民は「市長への手紙」を出せば、市長に届いて、市長が直接読み、市長から返事が来る、双方向性のあるものだと考えています。今後は、市長名であれ、担当部局名であれ、スピーディーに返事を送ることを原則にして、その上で、緊急な事項については当事者の事情を把握するという市民参画局の姿勢が必要ではないでしょうか。
これまで「市長への手紙」で積み上げてきた市民との信頼関係を今後続けて、生かしていくために、緊急事態への対応を検討していただきたいのです。局長のご見解をお聞きします。


桜井市民参画推進局長 市長への手紙についての、テルペンに絡んで広聴課の対応だが、指摘の通り、手紙が来て所管局に回していくという通常のルールでやっている。ただ、指摘のようにこういった手紙が数通来るということについて、危機感というか市としても当然、子どもさんが思いで書いていることを受け止めることは大事なので、手紙の返事が遅くなったことは真摯に受け止めなければならない。市民の要望とか声を出して悩んでいることを受け付けるのは、広聴課が大きな窓口で、取り組みとか丁寧にやっていくことが基本だ。まさしく、少女が訴えをしているということにもう少し、きちんと返事するように、対応するべきだったと考えている。市長への手紙そのものが、スピード感がなかったり、市長への報告が遅れたことはあってはならないと考えており、改善に努める。難しいのは必ずしも行政がやれるのではないし、広聴課がやれるものでもない。局の窓口なので、局に伝える。市長にもこういう案件が来ていると言うことを伝えるようにはやっていきたい。

本岡議員 わかりにくかったのだが、市長に伝えるのが遅かったというが、これが伝わるのが遅かったのか。5通の手紙は市長はいつ見たのか。局長が読んだのはいつなのか。その上で、局長が、通常のルートでなく支持をしたのか。局に伝えると言うことなので、市民局としてアクションを起こさないということなのか、初期段階で状況を把握すべきだと言ったが、それはしないのか。

桜井局長 市長への手紙は、だいたい、受け取ったときに各局に渡して、回答とともに、報告する。要望を受けただけでなく、局の見解、どう対応するかも含めて市長に報告する仕組みだ。要望が来た段階では伝えていなかった。私も局の回答が来るまでみていない。それは通常、そういう要望が来たら、各局に配布するが、データにも入れてあるが、それを直接配布することはしていない。真摯に受け止めて回答までに要望として入れるべきだろうと。28日付の回答なので、その直前だと思う。記憶定かではないが、この回答をみる前に読んだ。市民参画が直接アクションをというが、ケースバイケースだが、手紙の文書の内容がわからない場合あるが、所管局の対応にしている。

本岡議員 ケースバイケースというが、中身がわからないときに確認すると言うが、内容について今回のように、子どもが助けてくださいといっているのに、そういうケースバイケース、市民参画局としてアクションを起こすというケースでないのか。局長に聞くが、28日より前にみたなら、この時に手紙を見たが、そのときの感想は、どう考えたか。5枚の手紙と神戸市からの返事をみたがどう思ったか。

桜井局長 ケースバイケースといったが、手紙をいただいて、内容が理解できない場合は確認するが、明確に内容がわかるときはたずねる必要がないので、所管局に行っている。私がみた見解は差し控えるが、みた印象は、小学生の子どもにわかるように、ひらがなで丁寧に書く意図はあったと思う。

本岡議員 ケースバイケースの件だが、この手紙、一部を読んだが、健康被害、大変な事態だなと、はじめの手紙には、助けてくださいと書いてあった。助けてくださいといわれて、市長がすぐに見るシステムになっていないので、局に回したまま、数週間の間、担当部局も何もしていないことがわかっているわけだ。市長への手紙のあり方として、おかしいのではないか。早く返事を出すべきだとか、本人のところに行くべきではないのか。局に回すだけなら、縦割りの冷たいやり方だ。子どもがぜんそくで苦しんでいる、症状が出ている。局長はそれでいいというのかわからない。

桜井局長 市長への手紙の一般的なルールで話をした。関係局に渡して、何通も来ているときは早く返事を出すように言っている。そうしたことが、市民都市のコミュニケーションから言えば、ひとつの危機管理になる。気づきをして、市長や助役にも、広聴課から伝えることは大事だが、それができていなかったのは反省すべきだとは思う。

本岡議員 はじめに聞いたが、この手紙の中に、遅くなりましたとか、ちゃんと市民参画局として謝る姿勢をきちんと見せるべきではないのか。返事を読んでそれは感じなかった。においの状況を言って、体調とは関係ないですよ、という内容だ。遅くなったことにはまったく触れていないのはなぜか。

桜井局長 中身については、環境局の内容になるが、一般的には原因者が特定されている。我々として最大限やることは返事に書いていると思っている。

本岡議員 この手紙は、担当として環境、保健福祉、市民参画と連名になっている。それで返事を出しておいて、環境がどうこう言っても相手に伝わるのか。率直に謝る気はないのか。

桜井局長 直すところは直すと言っている。

本岡議員 これを生かすことは大事だが、この子どもさんに率直に謝るという姿勢がなぜないのか。

桜井局長 一応市長への手紙で回答している。

本岡議員 それならこれからも変わらないじゃないのか。5通の手紙を見て、今のような姿勢、局長の対応はよくわからない。子どもさんだけじゃなく高齢者にも被害が出ていることもご存じだと思う。事業者ということは別だが、市民参画局がこうしたときこそ力を発揮するときではないのか。なぜこのような手紙を書くことになったのか。市民参画局として、この手紙を真剣に受け止めるという、局としてすぐに行かなかったというのか、わからない。この先もできるのか、疑問しか出てこない。これからの検討は言われたが、具体的に、こうするという局長としての説明を。

桜井局長 先程来言っているように、制度として確立している中、不具合があれば改良する。今回の場合、たくさん来るなか迅速に、回答を待たずに市長に目を通していただくというように改良していく。

本岡議員 市長への手紙を出したら、市長に届く、市長から返事が来るという、そういうことが売りで、市民が手紙を出されると思う。法律では無理だが、市長に気持ちをわかってほしいという率直な気持ちが入っていると思う。少女も手紙を書いた。返事が来ない。本当に読んでいるのか、と書いている。今後も市長への手紙という名前で続けることができるのか。神戸市への要望ということでしかない。率直な気持ちは入らない、市長への手紙だからこそしていると思う。テルペン問題は他にもあるが、広聴という問題で、残念な返事だったということを言って終わる。

 ※答弁は事務局がメモでとったものです。


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