予算特別委員会での須磨海岸に関する請願紹介議員趣旨説明
2008年3月4日 山本じゅんじ議員
請願第30号 須磨海岸を守り育てる条例案の審議及び施行に関する請願についての趣旨説明
それでは、請願第30号の紹介議員といたしまして、本請願の趣旨説明をさせていただきます。 本請願、第30号は、本議会へ上程されている第38号議案、「須磨海岸を守り育てる条例案」に関連し、条例の施行までに、地元住民や関係者との合意形成や、様々な具体的な事例に基づいた対応策の検討、周知・啓発などについて、条例がより実効性のあるものとなるよう、行政当局と住民と十分な話し合いの場を持つことを求めるものであります。
須磨海岸は、海水浴シーズンには毎年80万人以上の海水浴客が訪れる、関西屈指の海水浴場であります。須磨海岸周辺には住宅地が近接していることから、地元の方々は、長年にわたって、花火や海の家から流れてくる大音量の音楽などに悩まされ続けてきました。警察などへも苦情が多く寄せられているときいております。また、海岸周辺には、ゴミの不法投棄が絶えず、工事用の重機、使われなくなった自動車や船などが放置されているなど、須磨海岸周辺の環境は悪化しています。
これまでにも、須磨海岸を守る取り組みとして、地域の方々や行政などとの連携で、夜間パトロールやクリーン作戦などさまざまな取り組みがおこなわれてきました。地域住民の方々によって、須磨海岸を地域の財産として守ろうと、またみんなが安心して住み続けられる環境にしていこうと、地道な努力が行政の協力を得ながら営々と積み上げられてきました。一刻も早い、須磨海岸の環境改善や須磨海岸に関わる条例は、地元住民の方々が長きにわたって願ってきたことでもありました。
今回、条例案が提案されたことに対して、地元ではいろんな声があがっています。とくに聞こえてくるのが、「どちらかといえば当局は条例を作ることに消極的な対応だった」と言う声です。地元から、条例化を望む声があがっているのに、前向きな対応は当局としてとってこなかった、ともいわれています。条例をめぐっては、地元や当局などとの間で合意形成はまだきちんとできていなかったともいえます。
ところが、昨年秋にもたれた地元関係者との話し合いの際に、当局から突如として出されたのが条例化の話であります。当局の対応に対し、住民の方は唐突だと受け止めておられます。それまで、当局は条例化に消極的と住民の方々は受け止めていたわけですから、当然の思いではないでしょうか。それから後は、住民と当局との話し合いの場は持たれておりません。条例化によって直接利害が生じる地域として、きちんと当局に説明をしてほしいと地域住民の方々はねがっています。本請願は、そうした住民の方々の思いが込められたものであります。
今回の条例案をめぐっても、地元地域では様々な受け止めがあり、いろんな意見が聞かれます。住民間での合意形成ももっと必要だという意見もあります。当局は、もっと地元の意見を受け止め、条例に生かしてほしいというのが地元住民の願いです。 条例を実りのあるものにしていくためには、なにより地元住民や関係者の協力が不可欠です。今後実際に起りうる様々な問題に対して、きちんと対応できる体制を構築していくためにも、当局と地元住民や関係者などとの話し合いや意見交換を密にし、信頼関係をふかめていくことは欠かせません。そのことが、条例としての役割を発揮させるうえで大切なことだと考えます。よって、是非本請願を採択していただくことをお願いいたします。
以上、請願第30号「須磨海岸を守り育てる条例案の審議及び施行に関する請願」についての趣旨説明を終わります。
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