敬老パス有料化で市民負担は38憶円。市は24億円のもうけ。
会派合同政調会で共産党議員団が追及
神戸市議会は30日、敬老パス問題で会派合同政調会を開き、市当局から民間バス会社との協議内容の報告を受け、質問。与党も含め、議会と市民を無視した市のやり方に厳しい批判の声が出ました。
日本共産党からは、西下勝団長、金沢はるみ幹事長、段野太一議員が参加しました。
西下議員らは「議論の前提となるべき、乗客数など、正確な資料が提出されていない」「民間バスは、敬老パスの利用者が増えているというが、バス会社の調査でも、利用者が減っているところもある。増え続けているという根拠はない」と指摘。
神戸市の試算でも、バス利用者のうち、民間バス利用者は35%。100円を利用者に負担させた場合、民間バスの増収は14億円程度なのに、市バスは24億円の増収となります。 日本共産党議員団は「民間バス会社が大変だから、と有料化を進めるのは問題」「市民も議会も置き去りで、市がバス会社と交渉し、市民に負担を押し付けるなど、議会軽視もはなはだしい。今度の予算では出すべきではない」と追及しました。
与党会派からも「議会を無視した情報操作がひどい」「議会が議論する前に結論が出てしまう。市民の声はどう反映するのか。予算案の可否も難しい」(自民党)「一部負担を(市が)勝手に決めているのではないか。あまりにも議会軽視だ」「(議会が)知らない間に民間バス会社に(有料化の内容を)知らせている」「議会は何も決めていない。(バスは100円、地下鉄などは子ども料金ということを)前提に話を進めるのは困る」(公明党)など、当局の議会、市民無視の姿勢に対する厳しい批判が相次ぎました。
神戸市の敬老パスは、現行は99%の人が無料パスの交付を受けています。ところが、神戸市が「有料化」を打ち出し、市民の反対運動がひろがっています。そうした中、昨年12月議会で矢田立郎市長が突然「バスは乗車ごとに100円、地下鉄、新交通は子ども料金」とすると発言。市民、議会から大きな批判が出ていました。 |