敬老パス有料化案 ずさんな内容 撤回するしかない
総括質疑で南原議員が追及
3月13日に開かれた神戸市議会予算特別委員会の総括質疑で、日本共産党の南原富広議員が「敬老パス有料化案の前提は、ことごとく崩れている」として、撤回を求めました。 市長は「IC化すれば、利用実態がわかり、利用に応じて負担金を配分する。制度の透明性が確保できる」などと本会議で答弁しています。しかし、民間バス2社がIC化の計画がないこと、低所得者対策(年間150回分の乗車券などの引き換え券交付)や高頻度利用者対策(通勤定期の半額)でも、利用実態は把握できないことが明らかになっています。 また、市長が、与党議員の質問に「激変緩和措置などについて、民間バスと再度協議する」などと答弁しました。 しかし、激変緩和策などは、民間バスと協議するのではなく、市民や議会と協議すべきものです。また、交通局予算案は、市長案で編成されており、この内容も変わってきます。 同議員は、こうした点を指摘し、交通局予算案の撤回・再提出を求めました。 質問に対し矢田市長は「低所得者には150回分を渡すので実態はわかる。定期は、何回でも利用できるもの」「制度が破たんしたらどうしようもない」などと答えました。 しかし、市長が「個人によって利用回数が違うので、乗車ごとに負担してもらうことで公平性が確保できる」としてきた点については、答弁しませんでした。 南原議員は「有料化を提案している検討懇話会報告でさえ、利用実態をつかむように求めている。市長案では、利用実態が今後も把握できないことが明らかになった。有料化案は撤回するしかない」と厳しく指摘しました。
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