神戸市政Q&A(目次)>>
2.市民のくらしは大変よ
アイ: 市長選挙では、いろんな争点があると思うけど、わたしたちのくらしも大変よ。 市民の生活の現状はどうなっているの?震災後10年が過ぎたけど、
神戸市全体でいえば改善されているのかしら?
シン: いやいや、マスコミでも言われているように、市民の暮らしは、苦しいままだね。 神戸市自身が発表している各種の調査からも明らかだよ。
アイ: 例えば?
シン: 神戸市はいろんな統計調査をやっているだろう。 工業統計や事業所統計、商業統計など、どれをみても、神戸の中小業者の大変さがわかる。
例えば、事業所の数だけど、震災前の94年と01年を比較すると、総事業所数で9805も減っているんだ。 とくに、従業員が4人以下の小規模事業所は9811も減っている。
いかに、経営が厳しいかを示しているよ。
アイ: 生活保護世帯も増えているのよね。
シン: そうそう。 兵庫区や長田区は、6%の人が生活保護を受けているよ。 世帯数では8%にもなる。 自殺者も多いしね。自殺率(対人口10万人)も、兵庫、長田、灘は神戸市平均より高いんだよ。
特に長田は、03年には全国平均より高くなっているんだ。 災害公営住宅での孤独死も減らないしね。 市民生活は良くなっていないよ。
アイ: 神戸市は、雇用が増えたとか、企業進出がすすんでいるとか、すごく良くなっているようにも言ってるのにね。
シン: そうだね。 特に、医療産業都市への企業進出が多いとか、すごく宣伝して、雇用問題に明るい展望があるかのように言ってるけど、足算ばかりなんだよね。
市内の中小業者は、減っているんだから、市内全体の雇用状況がどうなっているかをきちんとみて、必要な対策をとらないとダメだよ。
アイ: やっぱり雇用も減ってるの?
シン: 従業員数は、さっきの事業所統計では、震災前と比べて、総数では25000人くらい増えているけど、製造業では38000人以上減っているんだ。
アイ: 市民の所得も減っているんでしょうね。
シン: 減っている。 市民税の所得割の納税者の内訳を見ても、所得ランクが全体的に下がってきている。 住宅・土地調査でも、年間収入が200万円未満の世帯が増えているね。
アイ: 自治体の仕事って、市民の生活を守ることが第一だって聞いたことがあるけど、深刻な市民生活を守るための対策はとっていないの?
シン: 対策をとるどころか、市民の負担を増やすことばかり考えているといっても過言じゃないもの。 福祉の切り捨てだろう、そして公共料金の値上げ。
この4年間で市民負担は、値上げで32億円、福祉の切り捨てで72億円も増えているんだから(累計)。
アイ: そんなことしていたら、市民生活は苦しくなるばかりじゃないの。 どうすればいいのかしら。
シン: 神戸の経済を支えている多くの中小業者が元気になることが一番大事じゃないかな。 そのために、神戸市が応援する。 そして、毎日の生活だけでなく、
将来の生活不安を解消するための対策をとることだね。 不安が解消されないと、今以上に、財布のひもは締まってしまうじゃないか。
アイ: そうね、将来が不安だと、今、必要なものも買い控えしてしまって、安心してお金をつかわないものね。 神戸市だけでもできるの?
シン: もちろん、国の影響をまったく受けないというのは難しいけど、それを緩和することはできるよ。 お金のつかい方の問題だから。
アイ: 市民と一緒に、そうした立場で知恵をしぼる市長をつくらないといけないわね。
■参考資料
矢田市長が削減・廃止した
主な福祉施策の削減額合計
| 年度 |
単年度削減額 |
累計市民負担額 |
02 |
263 |
1,052 |
03 |
1,140 |
3,420 |
04 |
963 |
1,926 |
05 |
829 |
829 |
合計 |
2,932 |
7,227 |
グラフ「世帯の収入階級構成比推移」「生活保護・人員保護率区別」「自殺率(人口10万人対)区別推移」「事業所統計・従業員規模別事業所数推移」 |