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2005年10月

神戸市政Q&A(目次)>>

7.神戸空港はどうなるの

アイ: 神戸市のムダづかいの典型といわれている神戸空港だけど、来年2月に開港予定でしょう。 航空会社も3社が来るっていってるけど、一体どうなるのかな。
シン: とにかく、神戸市は開港と就航する航空会社がでたことで、神戸経済も良くなって、市民生活も向上するかのような、まさに 「空港で神戸はバラ色」 だと、大宣伝している。 でも、現実は、バラ色どころか市民に大変な負担がかかるんだ。
アイ: 例えば?
シン: まず、お金の問題だよ。 空港をつくる費用は、借金と国庫補助、それに土地の売却収入で賄うことになっているんだ。 ところが、国庫補助は、これから5年間分割ということになった。 本当は全額入っていないといけないんだけど。 もっと、深刻なのは、土地売却だよ。 いま、これまでの土地は計画の8% (248億円) しか売れていない。 しかも、買ったのはすべて神戸市なんだ。 民間には1平米も売れていない。 その分、借金はどんどんふくれて、2200億円にもなっている。 この借金を09年度から返していかないといけないんだけど、そのお金もないよ。 財政計画は開港前から破綻している。 このツケを誰が持つのかということだよ。
アイ: 飛行機が飛べば、収入も増えるんじゃない?
シン: 着陸料は、空港の運営費だから、建設費とは関係ないんだ。 しかも、着陸料収入も含めて、安定した運営ができるかどうか非常に怪しい。 着陸料は、競争でどんどん下がっているだろう。 神戸空港の着陸料は、国の基準の半額にする予定なんだ。 さらに、神戸空港に就航を予定している飛行機は小さいから、当然、着陸料は安くなり、収入も減るだろうし。 また、計画より小さい飛行機だから、利用者も神戸市がいっている開港初年度319万人が実現できないことは確実だよ。 飛行機が飛ぶことで、さらに赤字が増え続ける、ってことになるんだよ。 市税も年間約一億円投入しようとしているんだ。 約束違反だよね。
アイ: 需要予測 (一年間に利用する人の数を予想したもの) はやっぱりあてにならないのね。
シン: だめだね。 元々実態に合ってなかった。 大阪北部からも利用するとか、でたらめだったもの。 神戸市は、開港したら、修学旅行で神戸空港をつかうようにって、やってるそうだよ。 また、神戸に来る旅行者で、神戸空港を利用する人には、宿泊代を安くするとかね。 今、利用者を増やそうと、四苦八苦している。 このこと自体、神戸市がたてた需要予測がいかにずさんだったかを示すものだと思うよ。
アイ: よく聞かれるんだけど、赤字が増えて破産したら、誰が責任をとるのかって。
シン: そう、よく聞くね。 議会でもでるんだけど、市長は責任をとります、って絶対言わないね。「議会で予算を議決していただきまして…」 とか 「手続きに沿って進めている」と言うだけだよ。
アイ: 本当に、成功する自信があるんなら、「責任をとります」 と言えると思うんだけど。 法律的にみてどうか、ということは別にして、市民の反対の声を押し切って進めているんだもの。 でも実際問題、市長がかわって、開港中止、ということは可能なの?。
シン: それは、問題ないと思うよ。 だって、開港しても赤字が続けば、やめることもあるんだから。 大事なのは、ムダにムダを重ねて、結局、市民の税金で後始末、ってことにさせないことだから。 子や孫にツケを回すのはダメだね。
アイ: 確かにそうね。 だけど、できあがった島や建物の利用方法はあるの?
シン: それこそ市民から意見を募集したらいいと思うよ。 広大な土地があるんだから、いろんな意見が出ると思うよ。 たとえば風力発電はどうかって声もあるしね。
アイ: あれだけの運動をした神戸市民だから、いい知恵もでるわね。



■参考資料
イラスト「売れない空港島の土地
グラフ「新都市整備事業、港湾事業の企業債残高推移
グラフ「新都市整備事業企業債事業別償還計画
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