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2005年10月

神戸市政Q&A(目次)>>

12.本当の市民参加とは

アイ: 前回の市長選挙で、矢田市長はしきりに市民参加、ってことも言ってたけど、どうなったの?
シン: 公約の大きな柱だったね。04年の3議会で、市民参画に関連する3つの条例をつくったことはつくった。だけど、本当に市民の市政への参加を保障したものではないね。
アイ: 具体的には?
シン:  「神戸市民の意見提出手続きに関する条例」 と 「神戸市民による地域活動の推進に関する条例」、それに 「神戸市行政評価条例」 の3本なんだけど、「地域活動の推進に関する条例」 は、市民に、地域活動への協力を求めることが中心になっている。一番問題なのは、「意見提出手続きに関する条例」 だと思うよ。一般的にはパブリックコメント、っていわれている。市が進めようとしている施策にたいして、市民の意見を募集するものなんだ。
アイ: 意見を聞くっていうならいいんじゃないの?
シン: ところが、実際は違うんだ。中央市民病院の移転計画があるだろう。この問題でも意見募集があって、673件の意見が寄せられたんだ。意見を出したのは259人。で、日本共産党議員団が、資料請求して全部の意見を読んだんだ。半数以上が明確に「移転反対」 としているのに、この意見はまったく無視されている。神戸市は 「賛否を問うものではない」 (04年予算議会での答弁) と言うんだけれど、紛れもなく、市民の率直な意見なんだよ。それを無視する理由にはならないよ。市民意見で取り入れたのは、「セカンドオピニオンの充実」 くらいなんだ。自分たちの計画の範囲内の意見、あるいは都合のいい意見しか採り入れないんだ。本当に市民の意見をきちんと聞く姿勢ではないね。
アイ: ふーん。なんか 「市民の意見を聞いた」 って、格好だけつけているみたいな感じね。
シン: そのとおりだよ。しかも、空港のように進行中のものは、意見も聞かないんだ。本当の市民参画というなら、計画・実施段階など、すべての段階で市民の意見を聞くという姿勢が大事だよね。これも、実質的には矢田市長の公約違反だと思うよ。04年3月議会では、日本共産議員団が、独自の条例案を提案したけれども、自公民などの反対で実らなかったんだ。
アイ: 今まで募集したものでも、提出された意見は少ないって聞いたけど。知らない人もいるんでしょうね。
シン: そうだね。広報活動が弱いからね。広報誌に載っても、市民の手に渡るときには、すでに実施中だったりというものもある。募集期間も短いし、ホームページといっても、市民みんなが、インターネットを活用しているわけでもないし。
アイ: 神戸市はどういっているの。
シン: 共産党議員団が広報の改善を求めてもまじめに答えない。圧倒的多数の市民に知らせる努力というのが必要だと思うよ。あわせて、寄せられた意見については、まじめに聞くという態度が不可欠だね。
アイ: でも仮に、反対意見がたくさん寄せられても、それが市民全体の意見とは限らないんじゃないの?
シン: 確かにそうだね。だから、そういう場合には、住民投票も含めて、市民から再度きちんと意見を聞くというシステムがいるんじゃないかな。
アイ: そうね。やっぱり、住民投票という制度は不可欠よね。



■参考資料
グラフ:「パブリックコメントでの中央病院移転の賛否
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