神戸市政Q&A(目次)>>
24.一日も早く少人数学級を実現したいね
シン: 昨年4月から小学校1年生の35人学級が実施されたよね。学校現場からは効果があるので、もっと広げてほしいとの声が多くでてるそうだけど。
アイ: 教育委員会が35人学級を実施した学校を対象にアンケートをとったの。そうすると、「個々の児童に十分時間をかけた指導ができる」 「つまずきのある児童にすばやく対応できる」
「児童の心の安定と、温かい集団づくりが可能」 など、35人学級の効果があったとの評価が多いのよ。
シン じゃあ、2年生にも広げてほしいな。財政問題もあるだろうけど、小学校全体に広げるのは難しいのかな。
アイ: 35人学級を1、2年生で実施すると、57学級増やして、教師は63人増やすことが必要なの。予算は7億円ぐらいね。小学校全体だと226学級増になって、251人の教師を増やすことになるから、予算的には26億円位になるわ。
シン それぐらいだったら、市独自でもできそうに思うけど、どうなのかな。
アイ: そうなんだけど、教育委員会は、少人数学級をやる考えがないの。それよりも少人数指導の方がいい、という考えね。文科大臣中教審会長も少人数学級の推進を認めているのにね。すべての子どもが伸びる教育、わかる教育をどうすすめるか、ということを中心に考えるべきよね。
シン 少人数指導って、どういうこと?
アイ: 40人学級のままで、教科によって人数を小さくするとか、担任を複数にするとかというやり方なの。
シン そのやりかたもいいと思うけど。
アイ: そうよ。少人数指導も進めたらいいと思う。でも、学校生活は、クラスが基本でしょう。担任が全部の子どもの状況をきちんと把握できるようにすることが前提よね。そのためにも、少人数学級がいるってことなのよ。
シン なるほど、よくわかる。神戸市がやろうと思えばできるわけだね。
アイ: 国がお金をきちんと出さないという問題はあるけれども、来年度からは、今以上に、自治体で自由に学級編制できるようになるわ。
シン 保護者や教師からも強い要望があるんだから、神戸市として、独自でもやるべきだね。
アイ: 市は財政難のときに、そんなお金はつかえないというのよ。おかしいでしょう。
シン 少子高齢化対策、子育て支援というなら、よけいに、将来の日本、神戸を担う人材を育てるという意味からも、教育にお金をつかうべきだよね。
アイ: もうひとつ心配なのは、教育基本法が悪くされようとしていることなの。すでに法案づくりが文部科学省で始まっていると言ってるもの。
シン 義務教育国庫負担制度や私学助成制度を廃止したり、弾力化という名の元で6・3・3制をつぶそうという内容も入っている。株式会社が学校を経営できるようにする教育の規制緩和もしようとしている。教職員の給与制度を悪くしたり、教員免許の更新制度導入などもあるし。まさに、全面的な見直し、改悪をしようとしている。教育のあり方を根本的に変えるのがねらいだね。
アイ: でも、それらは今、子どもが直面している問題の解決にはつながらないし、逆にいっそう深刻化させることは確実よね。
シン 公教育とは何のためにあり、学校とはどのようにあるべきか、みんなで考えて、改悪をやめさせないと。
アイ: そうなの。あの侵略戦争を肯定する教科書まで出てきているし。親として、市民として、みんなで考えあうことが必要ね。
■参考資料
35人学級実施のために必要な費用
| 学年 |
教員増 |
費用:億円 |
| 小学校1、2年生 |
63 |
7 |
| 小学校全学年 |
251 |
26 |
| 中学校全学年 |
191 |
20 |
表:「1年生の35人学級編成実施校を対象におこなったアンケートより」 |