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2007年02月 |
24.外郭団体でのむだ遣いもいっぱいシン: 神戸空港と関西国際空港を結ぶ、「海上アクセス」 が再開したよね。神戸市の外郭団体が経営しているんだよね。アイ: 一度、お客さんが乗ってくれないからって02年2月に休止したのよ。ところが、神戸空港開港後の昨年7月13日に再開したのよ。累積赤字を158億円も抱えたままで。それに、神戸市からの借金が100億円、外郭団体からの借金も30億円ある。再開して黒字になったら、返していくっていうのよ。市民を馬鹿にしていると思わない? シン: お客さんも乗っていないんだろう。 アイ: 120人乗りに、平均で15人しか乗っていないわ。12月は13人を切っているわ。 シン: じゃあ、また赤字を増やすばかりになるね。 アイ: 間違いないわよ。初年度利用者を34万人と見込んでいたけど、14万人くらいになりそうなの。 シン: やめる方がいいんじゃないのかな。 アイ: 共産党議員団が、やめるように言ったら 「宣伝が足りなかったから」 なんて言っているわ。ホント、あまりにも無責任よ。 シン: 他の外郭団体も、財政的に深刻な団体が多い。特に、開発型の団体で多い。 アイ: 関空と神戸空港間の貨物輸送をしている 「航空貨物ターミナル」 も同じようなものね。累積赤字が40億円あるもの。それに、神戸埠頭公社も、神戸市の支援で黒字にはなっているけれど、経営が厳しいのは変わりないもの。神戸市が、深い港をどんどんつくっていった 「神戸港拡張政策」 の影響をもろに受けているわね。 シン: ほとんどが、神戸市のむだ遣いや、大型公共事業関連で経営破綻に直面している。今までの神戸市政の特徴を現しているね。 アイ: 直接むだ遣いした、っていうのではないけど、住宅供給公社も債務超過になっているわ。 シン: ここだって、過大な宅地開発などを進めてきたことが影響しているんだろう。塩漬け土地や住宅を安く売り払って、整理した結果じゃないのかな。 アイ: それは確かね。 シン: ポートライナーを神戸空港まで、延伸複線化したのも、外郭団体の神戸新交通株式会社だね。経営的には大丈夫かな? アイ: いやいや、大変なことになるわよ。いまでも累積赤字が200億円以上あるもの。長期借入金も153億円あるし。その上、延伸複線化工事に、もう520億円もつぎ込んでいる。事業費総額は1200億円よ。まだすべての工事が終わったわけじゃないのよ。民間企業では考えられない無謀な投資よね。 シン: 本来、ポートライナーは公共輸送機関だろう。今の利用者の足をまもることが優先されるべきなのに、神戸空港最優先、という気がするね。 アイ: その通りね。でも、これ以上、赤字が増えれば再建できなくなると思うわ。 シン: 外郭団体で新たな問題として、指定管理者制度があるって聞いたよ。 アイ: 官から民へ、という政府の方針の具体化の一つらしいけど、今、外郭団体がしている業務を、株式会社を含めた民間に移していくっていうことで、児童館や文化ホール、体育館などですでに進んでいるのよ。 シン: 何が問題になるのかな。 アイ: いくつかあるけど、働いている人の雇用が不安定になること。そして、業務が民間に移ることで、公的責任が薄くなること、などよね。 シン: 外郭団体の建て直しはどうすればいいのかな? アイ: まず、空港や開発関連で、海上アクセスなど、特に不採算の団体は整理すべきだと思うわ。 シン: 一番大事なのは、これまでの開発路線をまじめに反省して、そこから教訓をくみ出して、整理も含めて、市民的に検討することが必要だね。こんなやり方を推進した自民、公明、民主党の責任は絶対に曖昧にはできないよね。 <資料> 長期借入金残高推移(単位:百万円)
海上アクセス乗客数推移
主要団体の累積赤字推移(単位:百万円)
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